1月からの新番の内、コンスタントに見ているのは『ウィッチクラフトワークス』『バディ・コンプレックス』『とある飛空士への恋歌』『未確認で進行形』『のうりん』『いなり、こんこん、恋いろは。』の六本。ただ、継続して見ているのが四本もあるので、この先どうなるかは分からない。
確実に最後まで見そうなのは『未確認で進行形』、あとは多分『いなり、こんこん、恋いろは。』。つまりこの二本が今期新番のワンツーという事だ。
ところでこの二本、妙にかぶる所がある。まず何より、主役と準主役の関係が「彼氏(予定)の妹」「兄の彼女(予定)」な所――主役がどちらの位置に居るかという点では異なる――。それ自体は必ずしも真新しいシチュエーションでも無い。ただ、従来は間にある男が主人公か、そうでなくても二番目に来るんだが、この二作の場合はまず女性キャラ二人――『未確認』の方は三人――が来る。ちょっとニュアンスが異なる。
女の子同士が仲良くしているのを見たいが、ガチで恋人同士というのはちょっと重すぎて引く。でも、単に「友達」だと漠然として落ち着かない。もう少し確固とした関係が欲しい。昨今はそういう空気があって、「義姉妹」というネタがそれに上手く嵌まる。そして人気が出て(同時期に)アニメ化。そういう事なのかな。
他にも、「義姉」のポジションにいる方は、ちょっと男っぽい口調だとか、その更に上に妹を溺愛する残念な美形がいる――姉か兄かで偉く印象が変わる――とか、共通点がある。偶然ではなく必然、ある種の最適化の結果なのだろう。なかなかに興味深い事だ。