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2005年 03月 23日
前回の二人に続き、今回も三人のHiMEが脱落したのだが、前回に比べるとどうもしっくりこない。それぞれ別の部分で問題がある。
(真田紫子の場合) 紫子の場合、当人よりも先に想い人の方に原因がある。 結局、最後まで石上亘がどういう人間で、何を考えて行動していたかがわからなかった。黒曜の君に取って代わると口にはしてたが、それだとわざと紫子に嫌われるような事を言う理由がわからない。紫子がいないところでも悪い事は考えていたので、紫子のために悪役を演じていたという説も否定される。 単純に死にたくなかったという事だろうか。勝てればそれに越した事はないが、紫子に嫌われれば、部外者になれるので、それはそれで可。目的は決っていたが、そこに至るための手段に迷いがあったので、言動に一貫性がなかった。そういう事だろうか。 ただ絵の事もあるし、紫子に対する好意は嘘ではなさそう。それに元々命が惜しいなら、HiMEに好かれるようなことをするとも思えないから、紫子にモーションかけてたときは紫子がHiMEだとは想像もしてなかったのだろう。 だとすると結構可哀想だ。事情に通じているだけに勝ち目が薄い事がわかっている。そこら辺の絶望感もあって、パニックになってしまったのかもしれない。 もっとも、ここ最近の展開や、この話のテーマからすると、亘の真意や本性がわからないのは大した問題ではないのかもしれない。 肝心なのは自分が相手を好きだという気持ちで、相手が何者かとか、自分を事をどう思っているかとかは二の次。その線で行けば、紫子自身の亘に対する想いが重要であり、それ以外の事は些事にすぎない。そういう事なら、この展開は間違っていない。 ただ、その場合でも紫子が亘の事をどれくらいわかっていた、あるいはわからなかったかは示すべきではなかっただろうか。 いや、それさえもわからなかったというのは、それはそれで一つの在り様だが、それならそれでその事をはっきりしないと。 なんかややこしくなってきたが、わからないという事を描くのなら、作中の誰かにわからないと明言させなければならないという事だ。でないと、意図的な構成なのか、単に説明しきれていないだけなのか、見ている方としても判断できない。 あと、紫子と亘については、伏線らしきものが多数あったのに解消される事なく終わってしまったのがかなり不満。前回の陽子のセリフや態度は、いかにも「シスターは妊娠してます」な展開を匂わせていたのに。 聖ヴラスの食虫植物(あるいは鉄の処女)的な口(?)の開き方も気になる。純潔の象徴であるユニコーンが、ご主人様が純潔でなくなったら、ああいう風になってしまった。フロイト的に見ると実にヤバイ方向に行ってしまいそうだ。 (結城奈緒の場合) 奈緒の場合の問題点は「裏の裏をかいたら、結果として普通になってしまった」ことだ。 今更、「実は可哀想な娘なんです」と言われても。 いや、別に不幸な境遇だった事自体はいいんだけどね。ただ、それだけで彼女の性格や人格を説明されてしまっても困る。 と言うか、HiMEは十三人もいるんだから、本当に悪いのが一人ぐらい居ても良かっただろうに。 「(舞衣+なつき)÷2×(-1)」というキャラコンセプト自体は悪くないし、ちゃんと辻褄も合っているんだが、もう少し段階を踏んでやらないと。最後のどんでん返しとしては今一つ外しているし。 まったく、こっちは「奈緒の大切な人は凪」ぐらいは警戒していたというのに。盛大に肩透かしを食らってしまった。 しかし、凪の処遇は最終的にどうなるのかねえ。中盤までの(誰の味方でもなく、自分の楽しみのために行動する)トリックスターというポジションは、黒曜の君の部下になった時点で消えてしまった。こうなると当事者だから、一人だけ安全な位置に居られると面白くない。 とは言え、HiMEの想い人という線は消えてしまったので、あとは「黒曜の君のチャイルド」ぐらいしか落し所が思いつかない。とりあえず人間ではないと思うのだが。 (宗像詩帆の場合) 詩帆はタメが長かった割に、正体明かしてからが短くてパッとしなかった。 まったく、謎のHiMEの正体が詩帆であることは、深読みしながら見ている人間にはわかり切った事なんだから、もったいぶって明かしてもしょうがないだろうに。逆に、わかっていなかった人は、いきなり過ぎて付いて行けないだろう。それにわかっている人でも、詩帆の被っているのが第6話で出ていた白無垢である事まで覚えているかどうか。そういう事はきちんと説明しないと。 それと、それまで無意識の行動であった事を説明したのはいいんだが、その後、詩帆が自分の行動を自覚してしまったのは、どうだろう。結局、舞衣と会話が噛み合っていなかった事を考えると、ぎりぎりまで無意識だった方が良かったのではないだろうか。 と言うか、詩帆と舞衣の戦いはかなりがっかりした。主人公と男挟んで三角関係なんだから、さぞかし精神的に酷い戦いになると思っていたのに。詩帆の方が一方的に話すだけだった。 詩帆の「後から来て横入りしやがって」というセリフの辺りでは結構期待した。なにしろ、端から見ると詩帆の方に正当性がある。視聴者の中にも舞衣と祐一の仲に不満を持つ人もいるだろう。だからこそ、そこで舞衣には何か気の利いたことを言って欲しかったよ。 そんなこんなで今回のHiMEの負けっぷりは、どれもこれも今一だった。先週の碧と遥が見事だっただけに尚の事そう思う。 今回の三人はみなHiMEとしてイレギュラーだったのが原因かなあ。考えてみれば先週の碧と雪之だけでなく、それ以前に負けたあかねや晶もHiMEとしては割と普通だった――特に想い人との関係において――。さらに細かく見れば、普通なHiMEから倒されていった事がわかる。そう考えると、面倒な連中ばかり残した付けが来たのかもしれない。 詰め込んでいたのは毎度の事なんだけどね。ただ、普通の連中は多少端折っても話が通じるが、特殊な連中ではそうは行かない。均等に時間を割り振れば良いというものでもないか――先週二人で今週三人なんだから均等でさえないんだが――。 そういうものだと思って、もう一回見てみると出来自体は悪くないんだけどねえ。初回では納得しにくい展開だった。 しかし、延々と書いて来たが、今回負けたHiMEは所詮は脇役ばかり。扱いがぞんざいでも本筋に関わる事でもない。今回の問題点はもっと別なところ。 「おお祐一よ、死んでしまうとは情けない」 まさか途中退場とは。駄目じゃないか祐一くん。君には「カグツチの頭から引っこ抜いた剣で黎人と一騎討ち」という、重大な使命があったのに。 ……いやまあ、そこまでピンポイントな予想が当るとはさすがに思ってなかった。ただ、何らかの見せ場がある事は疑ってなかったんだ。祐一が剣道部だったという設定もあったわけだし。 もちろん、戦うのは女(HiME)であり、男の役割は精神的な部分であるという、この話の原則はわかっている――その意味では祐一は十分に役割を果たしたし、また見せ場もあった――。ただ、如何せんラスボスが男(黒曜の君)だから。その原則は既に崩れているんだよ。 それとも、黒曜の君は最後までソファでふんぞり返っていて、持っている刀は最後に腹を切るための物なのだろうか。それならそれで、徹底していていいんだが。 それにしても舞衣は終盤に来ていいとこないなあ。祐一とのこと一つ取っても、もう少しできる事があっただろうに。年長者(碧、紫子)の忠告も割と無駄になってしまった。長所だった部分が短所として働いたという事だろうか。鴇羽舞衣というお嬢さんもしっかりしている分、頑固だからな――冒頭のアイタタな願望時空を、自分でアイタタと気付いてしまった辺りに、舞衣という人間の本質があるのもしれない――。 さて、この先、終わるまでの僅かな間で舞衣は主人公としての面目を取り戻せるだろうか。祐一が死んでも上がった柱は一本だけだったようだし、このまま終わるとは思えないんだが、何しろなつきの調子が良いからな。来週舞衣が死んで、最終回でなつきが黎人の首を取る可能性も否定できない。 まあ、泣いても笑ってもあと二回。今回一回を犠牲にして、ラスト二話にゆとりを持たせたと思われるので、真っ当に終わるとは思うのだが。
by GyouKyou
| 2005-03-23 16:45
| 「舞-HiME」
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