長き雌伏は終わり、いよいよ逆襲の時……、という展開を期待していたのだが、調子のいいのはOPまでだった。
いや、今回だけ考えれば別に問題の無い展開なんだが、主人公一味がここまで散々醜態をさらして来たので、もはや勝って勝って勝ちまくるぐらいしないと納得が出来なくなってしまったんだ。
それでも、苦戦する際に「敵が強いから」と感じさせてくれればまだいいんだが、どうも味方の方が不甲斐なくてピンチに陥っているように見えるてしまう。逆に押している時でも、味方が強いのではなく、敵がヘタレに見える。
とりあえず、しゃべり過ぎるのは良くない。当事者が状況説明をしてしまったり、心情をだらだらと流しまくったりするので、言葉がどんどん軽くなる。しゃべらなくていい事は極力しゃべらせないようにして、むしろ一言のセリフを活かす為に、シーンを積み上げて行くべきだ。特に、決め台詞は決める時だけしゃべらないと。多用したんで価値が下がりまくっている。もはや「勇気」だの「怒り」だのと聞くと、逆に白ける。
まあ、そもそもサブタイトルに「!」を付け過ぎる辺りからしてだめなんだが。