脇役連中の事情は一通りやったと思っていたが、れいんがまだだったか。小百合の回の時に幼少時の姿が描かれていたので、「小百合の幼馴染み」以上の設定はないと思っていたよ。
しかし、最初からいたにも関わらず、隠しキャラの琴葉や歩よりも後に回されるとは、なかなかに不遇。既に番組全体を終わらせる準備に入っているので、相対的に今回のエピソードの印象が薄くなってしまっていた。おそらく大半の視聴者の関心は、れいんの事情よりも、りのの秘密の方に向いていただろう――個人的には今回注目すべきは香だったと思うが――。
それはともかくとして。
今回、結局、れいんが父親と再会できなかったのは意外ではあったが、ドラマとしては適切だった。もう一方の課題である赤ん坊の母親を、超常的な力で見つけてしまったんだ。こちらまで上手く行ったら逆に白けていただろう。
過ぎたるは及ばざるが如し。腹八分目ぐらいがむしろ客の為だ。