舞-HiMEプロジェクト第2弾、「舞-乙HiME」いよいよ始まり……なのだが……、うわっ、何か前に輪をかけて何でもかんでも放り込んでる感じだよ。舞台がファンタジー世界だとは聞いていたから、それならその分、逆に話自体はもう少しおとなしいものだと思っていたんだが、前よりもむしろ飛ばしていた――だから「今回も」ではなく、「今回は」不意を突かれた――。
しかし、こんなに詰め込んで大丈夫かねえ。前の時は企画を練る時間がたっぷりあったから、まとめる所まで考えて作る事が出来た――ゆえに一見ばらばらな要素も最後まで行けば有機的に繋がった――。でも、今回はあまり企画に時間をかけてないようだからなあ。各要素も適当に放り込んでいるように見えるし、最終的に上手くまとめられるのだろうかと心配になる。
それと、主人公のアリカに少し不安が。見てて結構うざいわ。前作の主人公(舞衣)が妙に大人だったから、その逆を行こうとしているのかも知れないが、裏目に出かねないぞ。主人公の性格に問題があるとそれだけで致命傷だからな。
もっとも、隣にいるニナに「うざい」と言わせている辺りからすると、視聴者がそう感じるのも予定のうちか。マシロという更に性格に問題のあるキャラが別にいる所為もあって、許容範囲内ではあるし。
アリカ、ニナ、マシロで三すくみにしてバランスを取るつもりなのか。何にしてもキャラ同士の組み方には色々と計算があるようだ。その線で行けば、適当に放り込んでいるように見える各要素も、あらかじめ組み方をきっちり考えているのかもしれない。まあ、あまり心配しなくていいかなあ。