フェルミも天空人だったか。ロンの時と同様、意外性がないんで逆に意外だった。
ソラはディガルドに技術を提供する一方で、ディガルドに対抗する勢力も育てていた。ディガルドが制御できなくなった時の保険なのか、それともディガルドが自分たちの技術を必要とするように仕向けるための当て馬なのか。何にせよ(文字通り)空の上から、地上の勢力を自分たちに都合のいいように動かそうと色々と小細工をしているようだ。
まあ、小細工しすぎて、逆に墓穴を掘っているような気もするがね。実際、地上に派遣した工作員が現地の連中と仲良くなりすぎて変な事になっている。これはフェルミだけでなくロンにも言えそうな事である。
ところでソウタは結局そのまま主人公側に付いてしまったが、それでいいのか。こいつがフェルミに利用されていたのは確かだが、それを差っ引いても性格的に問題のある奴だったはず。それなのに、いつの間にか今の性格がデフォルトという事になってしまっている。なんだか、かつてのソウタの人格が無視されているようで釈然としない。それとも、このあと記憶を取り戻してルージと一悶着起こすのだろうか。
それと、ソウタはやはりどんなゾイドでも動かせるという特殊体質だったんだな。毎度毎度、そこら辺にあるゾイドを動かすんで、そうじゃなければ辻褄が合わないんだが、主人公たちがその事に関して何も言わなかったからな。「ゾイドは相性の合う乗り手にしか動かせない」という設定が忘れ去られているんじゃないかと少し心配していたよ。