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2006年 02月 16日
「マシロがアウト」で「ホワイトアウト」か。凝ったサブタイトルだが、本編の内容が内容だけに笑えない物がある。いやはや、見事にえげつないストーリーを組んでいるな。毎度の事ながらやる時は徹底的にやりやがる。なかなかコメントしづらいものがあるよ。
こちとらもマシロは痛い目を見た方がいいと思っていた口だが、別にここまでひどい事を期待していた訳ではない。と言うか、こういう事になるのが嫌だから、早いうちに少し痛い目を見て目を覚ましてほしかったんだよ。巧海との事で多少なりともいい方に回ってきてはいたんだが、それでも手遅れだったようだな。 もっとも、ここまでひどいと逆に、マシロの自業自得で片付けられなくなる。なにしろまだ即位して一年経っていないからな。城の建築等で出費がかさんだからといって、数ヶ月でいきなり失業者が続出して貧民街が形成されるとも思えない。マシロの即位前からヴィントブルームの政治には問題があったのだろう。 そもそもマシロはまだ十五だ。真っ当に考えれば親政するような年ではない。普通だったら摂政とか大傅とか置くだろう。即位前なら尚更だ。そういった、幼い君主の代わりに国の政治に責任を取るような地位に誰も着かないというのは、そもそも国家として問題だ。 どうやらヴィントブルームにはろくな大臣がいないようだな。出来る連中は十五年前に前の国王と一緒に殺されてしまったという事か。まあ、元々王家の血に対する忠誠辺りで成り立っている国家のようだから、女王が本物かどうかわからないと、やる気が出ないのかもしれない。だからと言って、その事を理由にして公務を怠り、私利に走っていいものでもないはずなんだが、そういう理屈がある程度通じてしまう面もあるのだろう。対外的なものかそれとも自分たち自身に対するものか。意識的なのか無意識的なのか。とにかくマシロが偽者かもしれないという疑惑が、政治が上手く行かない時の言い訳として使われていた可能性は高い。 実際、軍隊はあっさりアルタイに着いてしまって、しかもそれを恥じる様子もない。まあ、ガルデローベという存在がある以上、「いざとなったら乙HiMEたちが何とかしてくる」という考え方がどうやっても蔓延するから、軍隊に根性がなくても不思議ではない。ただそれでも、ああもあっさりと寝返ってしまうのは、やはり何事かを象徴しているような気がする。 やはり人々が家や職を失った原因は、女王個人ではなく政府全体の腐敗にあると考えた方が良さそうだ。マシロは単に適当な不満の捌け口として利用されているに過ぎない――漠然とした集団や組織より、具体的な個人の方が憎しみや怨みの気持ちも持ちやすいからな――。こうなると、さすがにマシロに同情したくなる。 とは言え、マシロはその状況をなんかとかできる立場にあった。そして、にも関わらず何もしなかった。さらに言えば、その状況を見ようとさえしなかった。これでは怨まれても仕方がないとも思う。 まあ、マシロとしても王としての自負はあるから、いざという時は身を捨てでも臣民を守るつもりはあったんだろうけどね。とは言え、その「いざという時」に実際になってみると、なかなかそれが実行できないもの。マシロは今回、それを見事に立証してしまった。 という訳で、マシロはアオイの為に自分を犠牲にする事ができず、逆に自分の為にアオイが自らを犠牲にするのを、なすすべも無く見ているだけだった。 これはつらい。傍から見ているこちらもつらい。なにしろアオイはマシロの気持ちをしっかり理解していたようだからな。彼女はマシロが死を恐れていたから、自分を犠牲にしたのではないだろう。マシロが死の恐怖と戦いながらも自分を助けようとしていたからこそ、笑顔で死を受け入れたのだろう。 アオイは状況をしっかり把握して、自分の中の大切な感情――忠義というよりは愛情や友情だろう――に従い、今の自分が出来るもっとも正しい事を成した。それは人として正しく、否定できない。だからこそつらい。マシロの立場なら尚の事だろう。 アオイを殺した連中を悪者にしてしまえるんなら楽なんだけどね。しかし、その前に散々ミミに世話になってしまったからな。彼らが特別に邪悪な人間ではなく、ただ貧困による苦しみが彼らをこういう残酷な行為に走らせてしまった事はわかってしまうだろう。衣食足りて礼節を知る。民を悪に走らせないようにするには、まずその生活を安定させなければならない。民を飢えさせる為政者に、民の無法を責める資格は無い。結局の所、マシロは自分を責めるしかない。 だからと言って、そこで死んでは駄目なんだけどね。マシロがあっさり死んでしまったら、アオイの死が無駄死にになる。もはやマシロには自ら命を絶つ事さえ許されないのだ。 とは言え、あのままアオイを殺した連中に飯を食わせてもらう訳にも行かないから、あの場から逃げ出すのも仕方がない。まあ、さすがにここでマシロまで死んでしまう事はないだろうから、誰か助けが現れるだろう。こういう状況で助けに現れそうな奴は結構色々いるからな。 ちなみにラストで、その候補者の中から真っ先にアリカが外れた。距離的な問題からしてまず無理そうだし、そもそもマシロのピンチを知らないんだからどうしようもない。 もっとも、それ以前にマシロの事を心配する気持ちが、アリカにあるのかどうか。なにしろ、この場所にすっかり馴染んでしまったようだからな。つーか、へらへら笑いながら水なんか汲んでいるよ。 結局、先週、まったくマシロの事は考えていなかったという事か。仮とはいえ、契約している主をほっぽって自分一人だけ無事に脱出するとは。乙HiMEとしてあるまじき行いだな。一人の人間としても、色々な意味で危機的状況にある友人を心配しないのは問題だ。さらに言えば、つい先日、別の友人が非業の死を遂げたのに、気楽に笑っているというのもどうかと思う。あと、マシロが死んだらアリカも死んでしまうはずなんだが、そこら辺もどう考えているのやら。 いやまあ、別に嫌なこと全部忘れて心の底から笑っているとは、さすがに思っていないけどね。おそらく、こういう状況だからこそ元気を出すために笑っているのだろう――「ばっちゃ」に「苦しい時こそ笑え」とか言われていそうだ――。ただ、そうであろうと思っても、この悲劇の連発する状況でへらへら笑っている様を見ると、「なんだかなあ」と思わずにはいられない。 だからと言ってニナみたいに「如何にも無理をしてます」という態度を取られると、それはそれで困るんだけどね。自業自得とは言え、セルゲイが少し可哀想になってくる。 まあ、負け戦の後だからな。どんな態度を取られても、何らかの意味で引っかかってしまう。ナツキにしたって、意地の悪い見方をすれば、「口でいくら反省したってなあ」となる。なにしろ反省するより先に、また新たに不覚を取っているからな。 もっとも相手がミユでは仕方がない。ローブを着けていても勝てるかどうか怪しい相手だ。素のままでは手も足も出ないだろう。アリカ/アリッサが絡んで本気モードだから尚更だ――そういやあ、前作でも最後まで負け知らずだったな――。 しかし、ミユは相変わらずアリッサが絡むと容赦が無いなあ。まあ、自分にとって大切な存在を守る為に全力を尽くすのは悪くないんだけどね。でも、自分が何かかを大切だと思うのなら、他人が何かを大切に思う心を尊重しないとならない。ミユはちったあ、それができるようになったのだろうか。数百年経ったのに、いまだに昔のままだとさすがに呆れるぞ。 ところで、ハルモニウムを見つけたスミスとナギが「歌と紡ぎ手と護り人」について話していたが、アリカが紡ぎ手という事は、護り人はミユという事になりそうだ。では、シュヴァルツはミユについてどれくらいの事を知っているのだろうか。ミユがシュヴァルツにおいそれと協力するとは思えないんだが、そこら辺の認識はあるのだろうか。やけに楽観的に見えるんだが。 それと歌に関しても「一番と二番はわかった。後はマシロが知っているであろう三番のみ」などと言っているが、彼らはニナが二番を知っていた事をどう捉えているのだろうか。彼らはニナの出生について何か知っているのだろうか。 スミスにしてもナギにしても、その言葉には謎が多い。 それとスミスの「聖女エルスティン」という言葉は聞き流せないものがある。なるほど、シュヴァルツの使命の為に死んだ者は殉教者か。そうやって死んだ人間を持ち上げる事によって、生きている構成員に命を捨てさせる訳だ。シュヴァルツという組織の一面が見えるシステムだな。エルスは生きている間だけでなく、死んだ後でも利用されているようだ。 しかし、先週エルスが、今週アオイが死んでしまったんだが、最終的にはどうなるのだろうか。 エルスの方はこれ以上ないくらいに完膚無く死んだ。実は生きていたなんて事はないだろう。アオイに関しても、それだけだったら「最近のサンライズではこの程度では死なない」になるんだが、先にエルスが間違いなく死んだんで、こちらもきっちり死んだと思われる。となると、奇蹟でも起きない限り二人とも死んだままだ。では、奇蹟を起こして二人とも生き返らせるのだろうか。それとも死んだままなのだろうか。「奇蹟が起こって生き返る」という手は、さすがに二度は使わないだろうと思う一方で、「伝統だから」と言われたら納得してしまいそうな気もする。予想不可能だ。 案外、奇蹟によって死んだ人が生き返らせることが可能だと、作品の中で明言され、主人公たちが積極的に奇蹟を起こすために動くという方向に、話が進むのかもしれない。それならばマンネリ感を出さずして、大団円に話が持っていける。その奇蹟のタネがハルモニウムだとすれば、綺麗に一本にまとまるだろうしな。
by GyouKyou
| 2006-02-16 14:50
| 「舞-乙HiME」
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