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2004年 10月 06日
小ぢんまりとまとめてしまった。ここまでせっかく子供に(まずトラウマを植え付てから)真剣に考えさせるような話を作ったのだから、明確な答えを与えず、もっと苦いラストにするべきだった。これだと「喉元過ぎて熱さ忘れる」になってしまう。
特に敵は全て滅んで(自滅して)、味方が全員生き残ったのがどうも。「ここまで生き残った者たちには、最後まで生き残る資格がある」。誰も彼もひどい目にあってきたから、もう十分だと思ったのかもしれないが、ちとぬるすぎる。ドラマ的には、マスタングとロゼ、そしてエドかアルのどちらかは死んだ方が綺麗だったと思う。 一つ一つ、見ていくか。 まず、マスタング。こいつが生き延びたのは(他と比較すると)そんなに不満ではない。 とりあえず、勝因はホークアイに手をつけなかった事だな。最終決戦前にやることやっていたら生きて帰ってこれなかっただろう。公人としては、彼が居なくなってもアームストロングがいるんで、いつ死んでもかまわない。私人としては死んでもらっては困るという所だろう。 ただ、最後の最後まで罪のない人間、しかも子供を巻き込んでしまったのは失点だった。復讐とは言わないまでも感情的な動機で動いていたから、そのばちが当たったようにも見える。それでのうのうと生き延びたんだから虫がいい。もっとも結果としての隻眼と言うのは悪くない。鏡を見るたびに苦い思いが蘇るだろう。 話はそれるが、ブラッドレイ=プライドは何で自分の弱点を後生大事にとっておいたのだろう。すり潰して川にでも流せばいいものを。それともあれを持っていることが、ホムンクルスが歳をとるために必要な事なのだろうか。 閑話休題。 ロゼは生き残っただけでなく、あっさり正気に戻ってしまった。ここまで来たんだから(たとえ二年連続と言われようと)悲劇のヒロインとして華々しく散ったほうが良かったんじゃないだろうか。残された子供をエドなりアルなりがつれて帰って育てれば、まったく救いがないわけでもないし。 で、エルリック兄弟だが、結局二人とも生き残ってしまった。しかもアルは自分の身体を取り戻してしまった。ここまでご都合主義的だと少しがっかり。落し所としては「アルが自らを犠牲にしてエドを助ける」か「エドがアルの魂を自分の身体に入れる」辺りだと思っていたんだが。 こちらの予想のもう一歩先をいったんだし、単純なハッピーエンドとも言えないんだから褒めるべきかもしれないんだが、どうも今までやってきた事をふいにしたような気がする――そう言う落ちなんだと言われればそうなんだが――。これだけ色々あってなお「弟の元に戻る」が目的なのは如何なものか。結局この兄弟は一生べったりくっついて生きるつもりなのか……。色々と苦言を呈したくなるが、一番言いたいのは次の一言。 エド、おまえ本当にウィンリィのことはどうでもいいのな。 終盤に来てウィンリィは今一つパッとしなかったが、それは別に構わなかった。ストーリー的な意味でのヒロインの座はこの際、ロゼ辺りに譲ってしまえばいい。ただ、主人公(エド)の相手としてのヒロインの地位は失ってはならないと思う。だからエドは最後にはウィンリィの元に帰る、少なくとも帰ろうとしなければならない。仮にエドがウィンリィに対して恋愛感情を持っていなかったとしても、ウィンリィが待っていることは分かっているんだから、せめて心の中で詫びるぐらいはするべきだった。 ウィンリィというキャラは(良いか悪いかは別として)エドとくっつけてなんぼだと思うんだが。えらくもったいない事をしてしまったように見える。 まあ、結局ヒロインはアルだったと言えば筋は通るような気がしないでもない――別にエドでもいい――。元々そちら方面で受けていたものだし。もっとも、そう考えると逆に余計なものが多すぎることになるんだが。 味方側はぎりぎり死線をくぐって(傷つきながらも)生還。敵側は各々が個性的に自滅。色々と趣向を凝らしつつも客の期待に応えて話はまとまっている。普通に考えればいい最終回だったんだが、この一年をかけた大作の最終回としては少し物足りなかった。 このアニメ、最初はあまり期待していなかった。原作をきちんと再現しているから大したものだと思っていたが、その分、改めてアニメで見る意義は特に感じられなかった。しかし、中盤辺りの原作とは別の方向に行き始めたころから俄然、面白くなってきた――特にエドとマスタングがぼろ負けしたのが良かった。やはりヒーローたる者、一度は徹底的に負けないと――。 しかし、そう思うのは私が原作を(技術やアイデアは評価しつつも)好んでないからという部分が大きかった。どれくらい意図的かはわからないが、アニメ版のストーリーは、原作は底が浅いと言っているようだ。個人的には「我が意を得たり」だったが「いくらなんでも原作のファンに対して酷いんじゃないか」「これでは信者が黙っていないんじゃないか」と心配になった。 とは言え実際には(少なからず反発はあったようだが)大勢としては受け入れられたようだ。元々、底が浅い事を気にしない人なら、逆に深くなっても気にしないのだろうか。クオリティの力で黙らせたという気もする。 テーマ的な部分で前(にして後)番組の「ガンダムSEED」とだぶるので、色々と比較されそうだが、スタッフの実力以前に前提条件の点で既に勝負はついていたような気がする。「年寄りな信者がいないというのは素晴らしい」と、一人の年寄りとして思ったりする。
by gyoukyou
| 2004-10-06 14:00
| アニメ(マンガ原作)
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