事件の経緯と結末がだいたい同じなので、祟殺し編と同じ時間の流れにあると考えそうになったが、あちらでは行方不明になった大石が雛見沢壊滅後も元気なので、やはりパラレルな関係なのだろう。まあ、行方不明になったあと無事発見されたという可能性もあるので、確実ではないが。あるいは、「沙都子の叔父と同じように、死んだ後も動き回っている」とすれば、それはそれで辻褄は合うかもしれない。
それにしても、二話で終わったのは意外だったが、それ以上に、いかにも死亡フラグが立っていた赤坂が生き残ったのに驚いた。まあ、代わりに奥さんが死んだんだが、なんにしても上手く裏を書かれた。
もっとも、(奥さんが死んだ事を差っ引いても)赤坂が生き残った事に対して「良かったね」と言う気にならない。なにしろこの男、あんだけヒント(というか答え)を貰ったのに、雛見沢が壊滅するまでまったく何もしなかったようだからな。奥さんの死のショックから抜け出せなかったとか、男手一つで娘を育てるのに苦労していたとか、色々事情はあるだろうが、やはり「おまえが何かしていれば悲劇は避けられたかもしれないんだぞ」と言いたくなる。まったく使えない奴だ。圭一という奴はやることなすこと外してばかりだったが、赤坂の場合はそれ以前の問題だった。